仕事で説教をしていただいた思い出

新卒でリクルートに入って、1年目は神田や秋葉原でホットペッパーの営業をしていた。
まったくホットペッパーがまったく売れず、お客さんにも信頼されず、空回りしまくっていて、
本当にツライ、配属だった。

みんなあのとき、どうやって売ってたのか、今かんがえても全然わからない。

「やる気はあるんだよなぁ〜お前は」…という小言

仕事に失敗すると、よくそういうことを言われた。
やる気は、あるはあった。私は人並み程度くらいは負けず嫌いだし、プライドも高い。
ついでに学力もちゃんとあるので、
売れない理由を考えたり、仕事ができるようになる努力をむしろ人一倍してた気がする。

ただ、努力しても、自分が飲食店に興味が持てないことだけは変えられなかった。
もともと、ウェブの世界で一生懸命やりたくて就職したのに、
一生懸命やればやるほどむしろウェブの知識から離れるように思えて、目先の業務に向き合えず、
焦ってしまっていたと思う。


焦ると仕事はミスするものだし、良い成果なんて出ない。
そうやってどんどん仕事は嫌いだけど、やる気はあるというよくわからない状態になるのである。

好き嫌いは、やる気の問題や訓練とかでは、マジで変えられない。
っていうかそれは洗脳じゃねーか!と思う。

「やるきあるのか!」というお叱りの言葉

やる気があるかどうか、というのは一見しただけではわからない。
本人の性格とか態度のクセや、仕事の成果に表れない過程、あと、非言語的な部分もやる気だから。
ムスッとしてるけど一生懸命やってるひとも多い。
まじでこのお叱りの言葉はだれの得にもなっていない。

逆に、その人が仕事を好きかどうかは一瞬でわかるのが面白い。
仕事が好きなやつは、プライベートでも仕事のこと全然考えてる。
仕事が嫌いなやつは、プライベートでは仕事のこと忘れないと身が持たない。

だから誰かを叱りたいときは、言い方を変えて、
やる気ではなく、この仕事が好きかどうか、と試したほうがいいと思う。

「てめーやる気あんのか!」は、ただの追込み。
「てめーこの仕事好きですか?」はちゃんとした質問になっていると思う。

まあ、嫌いって言われたらどうするかって話は別ですけど。。。

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